本記事の対象:事業計画書「Ⅰ.企業概要」

本記事では、事業計画書の最初の項目「Ⅰ.企業概要」について解説します。

事業計画書とは?という方は以下の記事からご参照ください。

事業計画書フォーマットサンプル

https://j-net21.smrj.go.jp/startup/manual/list5/5-1-2.html

Ⅰ.企業概要

自社/事業のことを端的に説明する項目です。
事業計画書は、単に事実を列挙する書類ではなく、あなたの事業をアピールするものです。
どんな人物が、なぜ起業して、どのようなことを成したいのか、を第三者に分かりやすく伝える必要があります。

企業名等

  • 代表者名
    代表者の氏名の記載します
  • 企業名・屋号
    法人の場合は企業名、個人事業主の場合は屋号を記載します。
    会社の設立や開業届の届出前の場合は、末尾に(仮)と記載しましょう。
    例)ABC株式会社(仮)
  • 所在地
    本店所在地の住所を記載します。
    基本、定款や開業届の住所と同様でOKです。
  • 設立年月日
    こちらも、定款や開業届に記載の設立日と同様でOKです。
  • 資本金
    資本金額を記載します。
    法人の場合は定款に記載の内容と同様に。個人事業主の場合は、予定の資本金額を記載し、末尾に(※個人事業主)と記載しておきます。
    例)50万円(※個人事業主)
  • 事業内容
    事業内容を簡潔に記載します。
    一般的な事業内容に加えて、「自社ならではの強み/ウリ」を一言で付け加えて、独自性をアピールしましょう。
    例)×ベビー服のネットショップ ○素材とデザインにこだわったベビー服のネットショップ

経営者の経歴等

  • 経歴
    学歴・職歴などを記載します。
  • 資格
    やろうとしている事業に関する資格を取得済みであることを明示します。
    例えば飲食業であれば、食品衛生責任者であったり、小売業であれば販売士など。事業に必要な知識・経験があることをアピールする項目でもあります。

起業の動機

なぜこの事業を始めようと思ったのか、あなたの想いと熱意を伝えましょう。

なぜならば、起業家の動機や熱量は、その後の事業の継続に大きく関わってくるからです。

事業を行っていくにあたり、順風満帆に進むばかりではなく、当然苦境に立たされる場面もあります。

そんな時に、歯を食いしばってでも事業を継続しようと頑張ることができるか、という点は、資金や数値からは見ることができません。

これから経営者となる起業家が、どれほどの想い、熱量をもってこの事業を行うか、という点をアピールする重要な項目となります。

もし、起業の動機を上手く説明できない場合は、今一度自己分析をして、起業したいと思ったきっかけやプロセスを言語化できるようになっておきましょう。

事業計画書サンプル

事業計画書_1.企業概要_カフェ事業

https://j-net21.smrj.go.jp/startup/manual/list5/5-1-3.html

事業計画書_1.企業概要_ベビー服販売事業

https://j-net21.smrj.go.jp/startup/manual/list5/5-1-3.html

おわりに

今回は事業計画書の作成のうち、.企業概要について解説しました。

次回はⅡ.事業内容について解説します!