これだけは知っておきたい!補助金に関する基礎知識
中小企業にとって、事業を行ったり組織の基盤を整えたりするうえで、国や地方公共団体からの補助金は強い味方となります。
しかし、補助金についてご説明すると、意外と「そうだったの!?」と驚かれる経営者の方もいらっしゃいます。
本記事では、補助金に関する基礎知識から、よく使われる具体的な補助金について解説します。
1.補助金は「後払い」
補助金は基本「後払い」です。
例えば、「IT導入補助金」は業務効率化やDX等に向けたITツール(ソフトウェア、アプリ、サービス等)の導入を支援するための補助金ですが、ITツールの導入前に補助金が交付されるわけではなく、補助金が受領できるのはITツールの導入後になります。
そのため、導入に必要な費用はまずは自社で支払う必要があるという点は非常に重要です。
2.必ず補助金を受けられるわけではない
補助金は、申請すれば必ず交付されるわけではありません。
この点は、要件を満たしていれば必ず受給できる助成金とは大きく異なるところです。
採択率(=補助金を受けられる確率)は各補助金によって異なりますが、30%程度のものもあれば、60%程度のものもあります。
いずれにせよ、必ずもらえるものではないうえに、前述の通り補助金は後払いです。
「補助金を受けられないと立ちいかない」という事業設計は危険、と覚えておきましょう。
3.補助金は用途が決まっている
補助金は使える用途が決まっています。
例えば、「IT導入補助金」は業務効率化やDX等に向けたITツール(ソフトウェア、アプリ、サービス等)の導入を支援するための補助金、という用途が決まっており、それ以外(例.会社の運営資金など)に使うことはできません。
※事前の計画提出と、事後の導入の証跡を求められます。
その他補助金に関する基礎知識はこちら
メジャーな補助金・制度4選
以下では、特に中小企業が活用できるメジャーな補助金をご紹介します。
1.小規模事業者持続化補助金
2.IT導入補助金
3.ものづくり補助金
4.新規開業資金(女性、若者/シニア起業家支援資金)
以下は補助金ではなく融資の制度ですが、これから起業しようとする女性、若者、シニア向けの融資制度としてメジャーな制度です。
補助金申請、事業計画書の作成サポートは当事務所まで
補助金を活用したい中小企業は多い反面、補助金申請に慣れている、という企業は多くはないでしょう。
必要な書類の収集、記載が必要ですし、補助金申請の肝となる事業計画書をそもそも作っていない、という中小企業も多いのが実情です。
当事務所では、最適な補助金のご提案から、事業計画書の作成サポート、申請までサポートいたします。
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